玉手箱

きよみのまーちゃ(おやじ)

2019年11月26日 19:47




田舎暮らしでは四季折々いろんな行事が執り行われます、最近の出来事では山の講や恵比寿講と言ったところですね?山の講は山仕事に従事する人々が昔から山仕事の安全を山の神様に祈願する行事です、今でこそ生活すべてが電気の恩恵と言っていいくらいお世話になっていますが一昔前は・・・・・(おやじの生まれたころから数年間)はご飯を炊くのも、お風呂に入るのも、はたまた暖房に使われた炭を焼くこともすべてお山に依存していましたよ!山仕事についていない家庭でもみんな何らかの形で山の木々のおかげでその恩恵に浴していました。また恵比寿講は畑作や商売の神さまとして五穀豊穣、商売繁盛のお願いどころ、ずいぶん信心されていたものですよ!昨今では山の講の料理の御注文もさっぱりです?でも先日、恵比寿講の御注文をお得意様から頂き久しぶりに玉手箱と言う折詰料理を作りましたよ。今では料理屋でこんな昔ながらの仕事をする人も無くなったかもしれませんが、淡雪羊羹で舞い鶴を作り豆きんとんを入れたりした折詰を作りましたよ。
一年に数回しかないような仕事ですが昔覚えた仕事内容身体が覚えていてなんとかこなすことが出来ました。昔は新築建て舞いのときには折詰料理が定番でしたが今ではほとんど皆無と言っていいくらいですね!お餅投げの風習も薄れ行きます。さびしいものです。。。合理的と言えばそれまでですが一生に一度のお祝い事大事にしていきたいものですね。

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